BSPとICGの検査とは、色素の残量量で肝臓の解毒機能を診断する検査です。 【BSPとICG】 BSPは、ブロームサルファレインの略、ICGの場合はインドシアニングリーンの略で、 どちらも肝機能検査に用いる色素です。これらを腕の静脈から注入し、どのように排泄 されるかを調べることによって、肝臓の解毒機能をチェックすることができます。 肝臓の重要な働きの一つに、解毒作用があります。肝臓が正常に機能していれば、 人体にとって異物である色素が静脈から入ってくると、肝臓はこれらを中和し、一定時間後 には血液中から取り除いてしまいます。ところが、肝機能に障害があると色素は排泄 されず、血液中に残りますこれらの色素が血液に残留する割合を調べる検査が BSPとICGの検査です。 【BSP検査で発見されること】 BSPは赤柴色のアルカリ性色素で、この溶液を体重1kgあたり5mgの割合で腕の 静脈に注射し、30分後と45分後に反対側の腕から採血します。それで色素がどのくらい 残っているかによって、肝臓の状態がわかります。肝機能障害があると、血液中の BSP色素の残留量が増加します。 【ICG検査で発見されること】 BSP検査は肝機能の働きを調べるには非常に有効な検査なのですが、アレルギーショック をおこすことがあるので、最近では特殊な場合を除いてほとんどおこなわれません。 ICGは、BSPに代わって登場したもので、副作用も少なく、普通は心配ないのですが、ヨード剤 などに過敏な人は、検査を受ける前に医師か看護婦に申し出ましょう。 【異常値で発見される病気】 静脈から注射後15分後にICG残留量が30%以上のときは、肝硬変と思ってまずまちがい ありません。そのほか、肝炎、肝がん、体質性黄疸なども疑われます。又、症状には まだあまり出ていないとしても、異常値がでたら、隠れた肝障害があると考えていいでしょう。 【異常値であると診断されたら】 まず第一に安静の状態を保ち、食事療法、投薬による治療に専念しなくてはなりません。 原発性肝がんの場合でも、早期なら手術によって、取り除くことができます。